カニにはいくつか種類がありますが「紅ズワイガニ」という名前を聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。紅ズワイガニはカニ加工品にもよく使われるので、我々にとって比較的身近なカニです。名前は聞いたことがあっても他のカニと比べてどのような特徴があるか知っている人は少ないでしょう。
そこで今回は鳥取のこだわりの商品を集めたお店「鳥のもの百貨」が紅ズワイガニの特徴や本ズワイガニとの違いについてご紹介します。紅ズワイガニの魅力を知れば、きっと食べてみたくなること間違いなしです。
紅ズワイガニとは?
紅ズワイガニとは、ズワイガニの仲間で茹でる前からカニの色が赤みを帯びていることから「紅ズワイガニ」と呼ばれています。甘みがとても強く、みずみずしい味わいが特徴の人気なカニです。
値段も松葉ガニなどのブランドガニと比べると5分の1ほどで購入できます。カニのパスタソースや缶詰など加工品にも使用され、私たちの生活に身近なカニです。値段が安いからといっても味が劣っているわけではなく、コスパの良いカニとされています。
本ズワイガニとの違い
本ズワイガニというカニの名前を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。本ズワイガニとはズワイガニのことです。紅ズワイガニと名前が似ているので区別をつけるために「本」ズワイガニと呼ばれています。
本ズワイガニは紅ズワイガニと同じズワイガニ属のカニで共通点も多く、味はどちらも甘みが強いのが特徴です。身入りは本ズワイガニの方がしっかりと詰まっており、食感が楽しめますが、一方で紅ズワイガニには本ズワイガニにはないジューシーさがあります。
どちらの方が美味しいということはないので、自分に合ったカニを選びましょう。
紅ズワイガニの産地
紅ズワイガニは山陰・北陸・北海道など広範囲の日本海で水揚げされます。なかでも鳥取県は紅ズワイガニの水揚げ量、日本一を誇る産地です。その水揚げ量は年間約8,000トンと全国の6割も占めています。
鳥取県はカニの消費量も全国1位であるため、紅ズワイガニを「ベニガニ」と呼ぶほど地元民にとっても親しみのあるカニです。日本一だからこそ、加工技術も発達しています。特に鳥取で一番大きい漁港の境港では競りや加工場などすべてが近くにあるため、新鮮なカニをすぐに加工や発送できる環境が整っています。
紅ズワイガニの味
紅ズワイガニはとにかく甘みが強いのが特徴です。地元の漁師さんのなかには「紅ズワイガニが一番甘くて美味しいカニ」という人もいるほどです。
カニ本来の甘みがあるので、何もつけなくても美味しく食べられます。カニ身はもちろんカニ味噌が楽しめるのも魅力です。唯一、身入りが他のカニと比べて少ないのがデメリットですが、その分安価なので、しっかりと食べたい人は大量購入すればデメリットに感じないでしょう。
特に、ボイルした紅ズワイガニは、カニの甘みや旨味が凝縮されるので、紅ズワイガニの美味しさを堪能したい人におすすめです。
紅ズワイガニの値段
紅ズワイガニは通販サイトで1杯3,000円から購入が可能です。1キロだと2〜3杯入って7,000円ほどで購入できます。鮮度が落ちやすいので通販サイトではボイルや冷凍の取り扱いが多い傾向です。
スーパーでも時期によっては、1杯2,000円ほどで販売されています。よく見ると冷凍であったり水揚げしてから輸送に時間がかかってしまい鮮度が落ちていることもあるので注意が必要です。
紅ズワイガニは鮮度の維持が難しいカニです。値段だけで決めるのではなく、しっかり鮮度や販売形態を選んで購入しましょう。特に、ボイルのカニは解凍の手間もなく、届いたらすぐにご家庭で食べられるのでおすすめです。
紅ズワイガニが安い理由
タグ付きの本ズワイカニは小さくても15,000円はしますが、紅ズワイガニは3,000円ほどです。その安さにはなにか訳があると思いますよね。その理由は捕獲量が多いことが主な要因です。
紅ズワイガニの漁期は他のカニと比べて長く、ほぼ1年を通して捕獲できます。メスガニの禁漁など安定した捕獲量を維持する工夫もされているため、価格も安定しています。
また、紅ズワイガニは身の水分が多いため、鮮度維持が難しく日持ちが短いのも安い理由の一つです。
紅ズワイガニは安いから美味しくないということは全くないので、ぜひ本場の紅ズワイガニを試してみてください。
紅ズワイガニのおすすめ商品
「鳥のもの百貨」で人気の紅ズワイガニの商品を紹介します。こちらは水揚げ量日本一の鳥取県境港で水揚げされてすぐにボイルされている「浜茹で」の紅ズワイガニです。
職人が茹で時間や塩加減を調整しているため、絶妙な茹で具合で食べる紅ズワイガニは絶品です。料理の必要もなくご家庭に届いてすぐに紅ズワイガニを楽しめます。
また、紅ズワイガニの中でもさらにお得に購入できる訳あり商品なので、500gを超える大サイズの紅ズワイガニが3,000円を切る値段で購入できます。
訳あり商品といっても足が1〜2本欠けていたり、甲羅に傷のあるカニで、鮮度や味に違いはありません。
ぜひご家庭で紅ズワイガニをお得におなかいっぱい堪能してください。
よくある質問
紅ズワイガニとズワイガニはどちらが美味しい?
どちらも甘みがあって美味しいカニです。それぞれに特徴があるので自分に合ったカニを見極める必要があります。
例えば、しっかりとした身入りを楽しみたいのであればズワイガニが良いでしょう。身入りよりもジューシーなカニの甘みを堪能したい方、たくさんカニを食べたい方であれば、紅ズワイガニがおすすめです。
美味しい紅ズワイガニの見分け方は?
美味しい紅ズワイガニを見極めるには、できるだけ艶が良く甲羅の赤い紅ズワイガニを選ぶようにしましょう。鮮度が落ちてくると殻の色が黒く変色してくるので艶の良さがなくなってきます。一方で、甲羅が透き通っていると身が詰まっていないことがあるので気をつけましょう。
紅ズワイガニの美味しい食べ方は?
ジューシーで甘みの強い紅ズワイガニを堪能するにはボイルがおすすめです。生のカニを購入して、自分でボイルする方法もありますが、すでにボイルされたカニの購入がおすすめです。
職人の手によって茹でられたカニはカニの甘みや旨味が最大限に引き出されています。家庭に届いたら調理の必要なくそのまま食べられるので手軽に楽しめます。
紅ズワイガニの通販なら鳥のもの百貨
今回は紅ズワイガニの特徴や本ズワイガニとの違いについてご紹介しました。鳥のもの百貨で取り扱う紅ズワイガニは、日本一の水揚げ量の鳥取県境港から産地直送されるので鮮度も安心です。
職人の手によって丁寧にボイルされた紅ズワイガニはジューシーな甘みが濃縮され絶品です。値段もお手頃で挑戦しやすいのでぜひ一度、本場の紅ズワイガニを食べてみてください。
オンラインショップでは紅ズワイガニの加工商品も取り扱っています。気になる方はオンラインショップをチェックしてみてください。