らっきょうの生産量日本一の鳥取県では、オリジナルブランドの「砂丘らっきょう」が有名です。本場のらっきょうは他のものと比べてどう違うのかや、どんな効能があるのかなど気になる方もいるでしょう。
鳥取県の名産品・特産品を取り扱うオンラインショップ「鳥のもの百貨」が、砂丘らっきょうの特徴や効能をご紹介します。地元ならではの食べ方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
砂丘らっきょうとは?
砂丘らっきょうとは、生産量日本一の鳥取県が誇る、らっきょうのオリジナルブランドです。2005年に鳥取いなば農業協同組合によって商標登録されました。
砂丘らっきょうは、鳥取県鳥取市の福部町で栽培されています。福部町は鳥取砂丘に隣接しており、砂丘畑で栽培されるため、砂丘らっきょうという名前が付いています。
らっきょうは「らくだ」「やつぶさ」「玉らっきょう」「島らっきょう」の4種類に分けられますが、砂丘らっきょうは「らくだ」という種類のらっきょうです。
特徴
日本に砂丘はほとんどないので、砂丘で作られる砂丘らっきょうは珍しい特徴を持っています。
まず、シャキシャキした食感です。これは、砂丘の厳しい環境で育つ砂丘らっきょうならではで、身がしまった歯ごたえのある食感を楽しめます。味は、薄味で素材の味を活かした作り方をしています。そのためらっきょうが本来もっている風味を味わえます。
また、砂丘らっきょうは白く、大玉で細長い形をしています。大玉で細長いのはらくだ種の特徴ですが、普通のらっきょうは茶色がかっており、色白のらっきょうは珍しいです。これも砂丘による影響で、地力の低い土壌では白くなるそうです。
このように、砂丘らっきょうは食感も味も見た目も他のらっきょうとは異なります。
旬の時期
らっきょうの旬は、5月~7月です。その中でも砂丘らっきょうは5月下旬~6月上旬が最盛期とされており、「生らっきょう」が流通するのはこの時期だけです。しかし、らっきょうは漬けることで長期保存ができる食べ物です。私達が普段スーパーで目にすることが多い甘酢漬けは時期に関わらず、1年中流通しています。
実は、らっきょうは10月下旬~11月上旬になると綺麗な花を咲かせます。福部町の約36万3000坪の広大な畑に咲く、紫色のらっきょうの花は絶景で、観光スポットにもなっています。
鳥取のらっきょうはなぜ有名?
鳥取がらっきょうの名産地になった理由は砂丘がらっきょうの栽培に適していたからです。日本一の砂丘と呼ばれる鳥取砂丘ですが、水が少ない砂丘地で栽培できる農作物は限られており、そこで選ばれたのが生命力の強いらっきょうでした。
実際に、栽培するとらっきょうは砂丘での栽培に適しており、砂丘らっきょうがブランド化するまでになりました。2018年の農林水産省の調査でも鳥取県のらっきょうの生産量は全国1位となっており、全国的にらっきょうの名産地として知られています。
らっきょうの栄養価
らっきょうは漢方薬の原料になるほどの高い栄養価を持っています。
特に、「ビタミンC」「ビタミンB1」「カリウム」「水溶性食物繊維」「アリシン」「ナイアシン」などが豊富に含まれているのが特徴です。具体的にどのような効能があるかを解説します。
らっきょうの効能
らっきょうの主な効能は以下の3つです。
①血糖値の上昇をゆるやかにする
②疲労回復
③むくみや老化防止
水溶性食物繊維は、血糖値の上昇をゆるやかにする効果があります。血糖値の上昇は肥満につながるので、ダイエット中の方や糖尿病の方は積極的に摂取したい栄養素です。また、アリシンとビタミンB1は疲労回復の効果があるので、疲れたときにらっきょうを食べるというのも効果的です。老化を防ぐビタミンCやむくみ対策になるカリウムも豊富に含まれているため、美容にも効果を発揮します。
1つの食品でこれだけの健康効果のある食材は珍しく、漢方に使われるというのも納得です。
食べ過ぎは体に悪い?
「らっきょうは毎日食べても大丈夫なのか」「1日何粒までにしたほうが良いのか」と疑問に思う方もいるでしょう。
毎日食べることは問題ありませんが、1日3~5粒までを目処にしましょう。らっきょうに含まれる硫化アリルという成分によって、胃もたれや下痢を起こす可能性があるためです。硫化アリルは消化を促す効果があるため、必要な栄養素ですが過度な摂取は控えましょう。
砂丘らっきょうの食べ方
砂丘らっきょうは、基本的に生らっきょうか甘酢漬けで販売されることが多いです。砂丘らっきょうのおすすめの食べ方をご紹介します。
生らっきょう
旬の時期しか食べられない生らっきょうは食べる前に下処理が必要です。
①水洗いして薄皮を剥く
②根と芽の部分を切り落とす
③キッチンペーパーで水気を取る
また、生らっきょうは到着後2~3日で食べきる必要があります。ご自身で漬ける場合は購入したその日に漬けるようにしましょう。他にも、生らっきょうはホイル焼きやサラダに入れても美味しく食べられます。
甘酢漬け
すでに漬けてあるらっきょうであれば、手間がかからず冷蔵庫で日持ちします。甘酢漬けが最も一般的ですが、他にも「塩漬け」「ワイン漬け」「黒酢漬け」などのらっきょうもあります。
その中でも、やはり甘酢漬けが最も食べやすく、いろんな料理に合うのでおすすめです。カレーを食べるときのお供として食べることの多いらっきょうですが、ピクルスと同じような使い方ができるので、サンドイッチのアクセントやタルタルソースに使ったりもできます。
自分で漬けて味を調整する手間がなく、冷蔵庫で保存できるので、らっきょうを食べるのを習慣化させたい方にも甘酢漬けはおすすめです。
砂丘らっきょうのおすすめ商品
鳥のもの百貨のオンラインショップでは、鳥取名産の砂丘らっきょうを取り扱っています。全国各地に発送可能です。
JAらっきょう甘酢漬
JAらっきょう甘酢漬は、らっきょう人気1位の定番商品です。100%鳥取県福部町産のらっきょうを使用し、シャキッとした食感の良さを活かし、さっぱりとした甘酢で漬け込んだ逸品です。商品は130gとお得な330gから選べます。
鳥取のらっきょうを食べたことのない人は、ぜひ一度本場の味をご賞味ください。
砂丘らっきょうの通販なら鳥のもの百貨
本記事では、砂丘らっきょうの特徴や効能についてご紹介しました。砂丘で育てられたらっきょうはシャキシャキでらっきょう本来の風味を味わえます。旬の時期しか食べられない生らっきょうもおすすめですが、甘酢漬けであれば年中手軽にご購入頂けます。
鳥のもの百貨は、鳥取のこだわりの物産品を集めたお店です。鳥取の魅力あふれる商品の中で、私たちが自分で食べたくなる、そして大切な方に贈りたくなる、そんな「鳥のもの」を揃えました。
鳥のもの百貨がおすすめする、鳥取自慢の「砂丘らっきょう」をぜひ一度ご賞味ください。