セコガニ(親ガニ)とは?特徴や旬の時期、おすすめの食べ方をご紹介!

セコガニ

セコガニというカニを知っていますか?セコガニは濃厚なカニの旨味が楽しめるため、コアなファンも多いです。

幻のカニとも呼ばれ、時期が短く流通量も少ないので、セコガニの魅力を知らない方も多いでしょう。鳥取県では昔からセコガニの漁獲量が多く、地元では「親ガニ」と呼ばれて愛されてきました。

本記事では、鳥取の特産品を扱う専門店「鳥のもの百貨」がセコガニの魅力や選び方、おすすめの食べ方などをご紹介します。

セコガニ(親ガニ)とは?

セコガニとは、ズワイガニのメスのことです。セコガニは漢字だと「勢子蟹」と書きます。ズワイガニは島根県~北海道までの日本海でとれますが、地域によって「セイコガニ」「コッペガニ」「子持ちガニ」「コウバコガニ」などと呼ばれています。鳥取県では「親ガニ」と呼ばれることが多いです。

小ぶりですが、オスにはない内子や外子を楽しめるのがセコガニの魅力です。漁期が年間で2ヶ月と短く、幻のカニとも言われるレアなカニになります。

松葉ガニとは?

一方で、鳥取県では、ズワイガニのオスのことを「松葉ガニ」と呼びます。ズワイガニも産地によって呼び方が異なり、福井県では「越前ガニ」、石川県では「加能ガニ」と呼ばれています。

鳥取県の松葉ガニは、身がプリプリで、上品な甘味が味わえるので、カニ身を楽しみたい方にはおすすめです。

松葉ガニについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。

鳥取県賀露港のカニの魅力を徹底解説!おすすめの松葉がに商品もご紹介

セコガニの特徴

まずは、セコガニの特徴を「見た目」と「味」の観点から解説します。同じズワイガニでもオスとメスでは特徴も楽しみ方も異なるので、自分に合ったものを選びましょう。

見た目

セコガニの見た目の色や形はオスと同じですが、大きさが異なります。ズワイガニのオスは小さいものでも500gからで1kgを超えるものもあります。一方で、セコガニは100g~200gが一般的なサイズです。

見た目ではわかりませんが、セコガニには内子(卵巣)と外子(卵)があるのが特徴です。オスと比べると小ぶりですが、カニ身とカニ味噌も楽しめます。

内子、外子、カニ身、カニ味噌の4つのそれぞれの旨味を楽しめるのがセコガニの魅力です。

特に、内子は濃厚な甘みとカニの旨味が感じられるため、内子を目的にセコガニをご購入される方も多いです。他にも、外子のプチプチした食感や濃厚なカニ味噌も楽しめます。

カニ身の身入りは少ないので、カニ身をたくさん食べたい方は、「松葉ガニ」や「紅ズワイガニ」、卵やカニ味噌が目的の方は「セコガニ」を選ぶのがおすすめです。

 

セコガニの時期

セコガニのシーズンは、11月6日~12月31日の約2ヶ月になります。解禁日はオスもメスも同じですが、オスのズワイガニの漁期は翌年3月までなので、メスの方がより漁期が短いです。

これは資源保護のためで、卵を産むセコガニの漁獲量を制限することで、翌年以降の漁獲量が減らないように工夫されています。

漁期が短いセコガニは流通量も少ないので、11月中には予約をしておくのがおすすめです。

 

セコガニの値段

セコガニは小さいので1匹からではなく、セットで販売されることが多いです。大体5匹で1万円前後が価格の目安になります。

ただし、水揚げ量によっても価格が変動するため、漁期の終わりに近い年末には価格が上がることもあります。セコガニを購入する方は時期を逃さないためにも早めの注文を心がけましょう。

鳥のもの百貨のセコガニはこちらから

 

セコガニの食べ方

セコガニは基本的に1匹丸ごとで売っています。カニを捌いた経験がない方は不安に感じるかもしれませんが、ご家庭のキッチンバサミや包丁で簡単に捌けます。

セコガニをそのまま食べたい方は以下の手順で捌きましょう。

加熱前のセコガニを購入した場合は丸ごと茹でてから捌きます。

1. お腹の外子をふんどし(三角形の部分)ごと外す
2. 片方の脚全体を持って片方ずつ甲羅から外していく

3. 甲羅に食べられないエラの部分が残るので、エラを甲羅から外す
 ※手で取れない場合はハサミを使いましょう
4. エラや胴体に付いたカニ味噌を甲羅に戻す
5. 外子、甲羅(味噌と内子)、右側の脚、左側の脚に別れたら完成
 ※脚は両端をハサミで切ると食べやすくなります

一方で、味噌汁に入れたい場合は、甲羅の部分を縦半分に切って鍋に入れるだけです。アクが出るので取り除くようにしましょう。10分ほど茹でると火が通るので、味噌やお好みで和風ダシを入れてひと煮立ちすると完成です。

カニ味噌汁

 

セコガニの選び方

セコガニは選び方によっても、味や値段が変わるので上手に選びましょう。

セコガニを手にとって選べる場合は、卵が茶色っぽいものを選ぶのがおすすめです。卵は成熟度によってオレンジ色から茶色っぽく変化していきます。茶色っぽい卵は黒子と呼ばれ、味が良く、卵の量も多いと言われています。

手にとって選べない場合は、以下の2つの観点から選ぶようにしましょう。

「活」か「ボイル」

セコガニは、カニが生きた状態の「活」とボイル済みの「ボイル」のどちらかで流通することが多いです。

セコガニは生で食べられる部分もありますが、基本的には加熱して食べるのがおすすめです。ボイル商品であれば、下処理や茹でる手間がなく、届いたらすぐに食べられます。プロが塩加減を調整して茹でているので味も安心です。

ただし、味噌汁など料理に使う方はカニの出汁が取れるため「活」を購入するのがおすすめです。

訳あり

通常のセコガニよりもお得に購入したい方は、「訳あり」のセコガニが狙い目です。訳ありとは、足が取れていたり、傷がついていたりといった見た目に問題があるカニです。味や品質には問題ありません。

贈答用であれば形が整った通常のセコガニがおすすめですが、ご自宅用であれば、訳ありのカニを利用して、少しでもお得にカニを楽しみましょう。

 

セコガニのおすすめ商品

セコガニ
セコガニ

鳥のもの百貨では、お得な訳ありのセコガニを「活」「ボイル」それぞれ取り揃えています。「足が取れている」「少し殻に傷が付いている」といった商品なので、味や品質には問題ありません。鳥取県賀露港でとれた新鮮なセコガニだけを仕入れて販売しています。

活はお味噌汁に、ボイルはそのまま召し上がって頂くのがおすすめです。プロが塩加減を調整しているので、味付けも心配入りません。11月、12月だけの限定商品なので、お求めの方は早めのご注文をおすすめします!

「活」のセコガニはこちらから

「ボイル」のセコガニはこちらから

セコガニの通販なら鳥のもの百貨

本記事では、セコガニの魅力や選び方、おすすめの食べ方などをご紹介しました。オスのズワイガニにはない、外子や内子の濃厚な味を楽しみたい方はセコガニがおすすめです。

鳥のもの百貨では、鳥取でとれた「松葉がに」「紅ズワイガニ」「セコガニ」を取り揃えており、他にも鳥取の美味しい特産品をオンラインショップで販売しています。気になる方はぜひオンラインショップを覗いてみてください。

 

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鳥のもの百貨とは

鳥取の定番商品や、まだ知られていない魅カあふれる商品の中で、私たちが、自分で食べたくなる、そして大切な方に贈りたくなる、そんな”鳥のもの”をそろえました。

「つながる、とっとり。」をコンセプトに生産者、お客様、そして贈り物を受けとる人そのすべての人が鳥取でつながり、鳥取を好きになる。そんな人々の思いが集まる場所を目指します。店内で自分の好きな商品を集めてオリジナルギフトセットも作れますので、お土産だけでなく、大切な贈り物や、景品、冠婚葬祭などにもご利用いただけます。

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