新甘泉は鳥取県のオリジナルブランド梨で、非常に糖度が高い特徴があります。産地が限られている品種なので、どのような味なのか、いつが食べ頃なのか気になる方も多いでしょう。
本記事では、梨に詳しくない方でもわかるように他の梨と比べた新甘泉の特徴や、旬の時期、購入方法をご紹介します。オリジナルブランドの梨が多く存在する鳥取県ですが、その中でもイチオシの品種なので、ぜひ新甘泉の魅力にふれて頂けたらと思います!
\鳥のもの百貨では、2024年の新甘泉の販売を開始しました/
新甘泉とは?
新甘泉とは、「おさ二十世紀」と「筑水」を掛け合わせた鳥取県のオリジナル品種です。おさ二十世紀は青梨、筑水は赤梨なので、それぞれの特徴を兼ね備えたハイブリッドな梨が新甘泉です。ちなみに、新甘泉は赤梨に分類されています。
読み方は新幹線と同じで、「しんかんせん」と読みます。
まずは、新甘泉の歴史や基礎知識について確認しましょう。
【青梨と赤梨の違い】
梨には「青梨」と「赤梨」が存在します。青梨は皮が緑色で、スッキリした甘さや食感が特徴です。一方、赤梨は皮がうすい茶色で、果汁たっぷりで糖度が高いのが特徴です。色合いや味など品種によって様々ですが、すべての梨が「青梨」か「赤梨」のどちらかに分類されます。
新甘泉の歴史
新甘泉は2008年に品種登録された梨の品種の中では新しい種類の梨になります。ただ、新甘泉の交配試験は1989年(平成元年)から行われており、約20年の試行錯誤を続けてやっと誕生したのが新甘泉です。
交配元は「おさ二十世紀」と「筑水」ですが、同じ親を持つ品種に「なつひめ」があります。なつひめは新甘泉の姉妹品種として、品種登録されている鳥取県のオリジナルブランド梨です。
交配試験は2万粒の種子から選び抜かれたとも言われており、新甘泉は様々な試験を乗り越えた非常に優秀な品種と言えるでしょう。
新甘泉の産地
新甘泉の産地は、鳥取県のみです。鳥取県発祥の新甘泉ですが、鳥取県としても鳥取県独自のブランドとして成長させたいという思いがあり、他県への苗木販売が禁止されています。
そのため、新甘泉を栽培できるのは、鳥取県内の梨農家のみとなっています。また、すべての果実が新甘泉として販売できるわけではなく、糖度センサーで基準の糖度を超えた果実のみが新甘泉として販売できます。
流通量が限られているので、食べてみたい方は通販での購入がおすすめです。
新甘泉の由来は?
新甘泉は、鳥取名産の二十世紀梨に続く、新しい梨の新時代を切り開いて欲しいという思いから名付けられました。名付け親は鳥取県知事の平井伸治氏です。
名前の通り、非常に甘味が強く、泉のように果汁が溢れる特徴が新甘泉にはあるので、ぴったりなネーミングですね。
新甘泉と似た名前の品種に秋甘泉があります。こちらは別の品種なので、違いについては後ほど紹介します。
新甘泉の特徴
新甘泉には、他の梨と比べてどのような特徴があるのかを「見た目」と「味」の視点から解説します。
どんな見た目?
新甘泉の大きさは500gくらいで一般的な梨の大きさの平均は300gなので、大玉の部類になります。
外見は赤梨らしく、色は茶色でザラザラした斑点が目立ちます。一方で、中身は青梨のような白い果肉になっています。
新甘泉を選ぶ際には、重くずっしりしていて実が硬いものを選ぶようにしましょう。
どんな味?
新甘泉の味でもっとも特徴的なのは、濃厚な甘みです。一般的な梨の糖度は10度前後なのに対し、新甘泉の糖度は13~14度になっています。出荷の際には糖度の基準が設けられているので、糖度のばらつきもあまりありません。
また、甘さだけでなく、シャリシャリした食感を味わえるのも特徴です。一般的に赤梨は高い甘味を持つ一方で、食感は柔らかい品種がほとんどです。
交配元の「おさ二十世紀梨の食感」と「築水の甘味の強さ」を引き継いだ、青梨と赤梨の良いとこ取りなのが新甘泉です。
新甘泉の時期(シーズン)
新甘泉のシーズンは8月下旬から9月上旬までです。梨の品種の中でも収穫期間が非常に短い品種になっています。
新甘泉の収穫時期は限られているので、通販で購入する場合は事前予約をしておくと安心です。鳥のもの百貨では、2024年7月より新甘泉の販売を開始しました。農家さんの出荷数が決まっているので早めのご注文がおすすめです。
新甘泉と秋甘泉の違い
時期の短い新甘泉ですが、新甘泉の旬に間に合わなかった人は「秋甘泉」もおすすめです。
新甘泉と似た名前の秋甘泉ですが、交配元は「おさ二十世紀」と「豊水」なので味や食感も新甘泉に近いです。一方で、秋甘泉の方がやや酸味が強い特徴があります。
秋甘泉のシーズンはちょうど新甘泉の出荷が落ち着いてくる9月上旬から9月下旬になります。新甘泉よりも流通量が少ない秋甘泉ですが、鳥のもの百貨では秋甘泉の販売も行っているので食べ比べもおすすめです。
新甘泉の購入ガイド
最後に、新甘泉はいくらで買えるのか?どこで買えるのかについて紹介します。
値段はいくらくらい?
新甘泉はキロ売りが基本で3kg送料込みで4,000円~6,000円が相場です。3kgだと6~7個になりますが、新甘泉は常温で1週間ほど日持ちします。保存の際には直射日光を避けて保存するようにしましょう。
新甘泉の賞味期限は1週間ほどですが、梨の賞味期限は品種によって大きく異なります。事前に確認するようにしましょう。
どこで買える?
新甘泉は、他のブランド梨と比べると流通量が少ないので通販での購入がおすすめです。
様々な梨の通販サイトがありますが、中には悪質なサイトもあります。トラブルに巻き込まれないためにも返金ポリシーがしっかりしているところや実績のある販売店で購入するようにしましょう。
新甘泉の通販なら鳥のもの百貨
新甘泉を通販で購入するなら、鳥のもの百貨がおすすめです。鳥のもの百貨は、鳥取のこだわりの物産品を集めたお店です。鳥取の魅力あふれる商品の中で、私たちが自分で食べたくなる、そして大切な方に贈りたくなる、そんな「鳥のもの」を揃えました。
特に、鳥取名産の梨には力を入れており4つの梨農家さんと独自提携を行い、品質の高い梨を仕入れています。鳥のもの百貨の梨通販には以下の3つの特徴があります。
安心して購入できる
創業昭和24年から鳥取の地で商店を営んでおり、農家さんとの信頼があるため、状態の良い梨を仕入れられるだけでなく、何かあった際のアフターサービスも安心です。
返金、返品ポリシーもあるため不良品の心配も必要ありません。初めて通販で購入する方でも購入しやすい設計になっているのでお気軽にご注文下さい。
取り扱っている梨の品種が多い
鳥のもの百貨では、新甘泉以外にも「二十世紀梨」「夏そよか」「秋甘泉」「なつひめ」などの品種を取り揃えています。特に、夏そよかや秋甘泉は販売されている店舗が限られており、様々な品種を食べ比べできるのは鳥のもの百貨ならではです。
梨は甘みや酸味、食感などの絶妙なバランスで成り立っている果物です。品種が異なるだけで、全く違う発見があるのでぜひ食べ比べて見てください!
贈答品としてもおすすめ
鳥のもの百貨の梨は贈答品としてもおすすめです。日頃お世話になっている方へのギフトやお中元などにもご利用頂いています。毎年お中元に同じものを送ってしまっている方は、梨であれば品種ごとに味が違うので毎年楽しんでもらうことができます。
ご希望の方には熨斗・紙袋・包装等も承っております。
自分好みの梨を発見し、大切な人とその喜びをシェアして頂けますと嬉しい限りです。
まとめ
本記事では、新甘泉の特徴や、旬の時期、購入方法などを解説しました。新甘泉は20年かけて鳥取が生み出した鳥取自慢のブランド梨です。
新甘泉は赤梨と青梨の両方の魅力を兼ね備えた良いとこ取りなので、幅広い方に愛されている品種です。どの梨が自分に合っているか食べ比べて、ぜひ自分好みの梨を見つけてみて下さい。
新甘泉の収穫時期は限られているので、通販で購入する場合は事前予約をしておくと安心です。鳥のもの百貨では、2024年7月より新甘泉の販売を開始しました。農家さんの出荷数が決まっているので早めのご注文がおすすめです。