二十世紀梨は国内だけでなく、海外にも輸出されるほど、梨の品種の中でも流通量が多い品種です。梨は品種によって、味わいや食感が全く異なるため、他の梨と比べて二十世紀梨にどのような特徴があるのか気になる方も多いでしょう。
本記事では、二十世紀梨の特徴から旬や価格、購入方法までを詳しく解説します。二十世紀梨を食べたことのない方はもちろん、食べたことがある方も他の梨との違いを知ることでより梨を楽しめるので、ぜひ最後までチェックしてください！
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二十世紀梨とは？
二十世紀梨は、青梨の代表品種と言われる梨です。ほとんどのシェアが鳥取県なので鳥取県の名産品としても有名です。読み方は、「にじゅっせいきなし」と読みます。
まずは、二十世紀梨の歴史や基礎知識について確認しておきましょう。
【青梨と赤梨の違い】
梨には「青梨」と「赤梨」が存在します。青梨は皮が緑色で、スッキリした甘さが特徴です。一方、赤梨は皮がうすい茶色で、果汁たっぷりの甘さが特徴です。色合いや味など品種によって様々ですが、すべての梨が「青梨」か「赤梨」のどちらかに分類されます。
二十世紀梨の歴史
二十世紀梨は、鳥取県の特産ですが、実は発祥の地は千葉県です。明治21年に千葉県松戸の少年が偶然ゴミ捨て場で見つけた苗を育てて生まれたのが、二十世紀梨の原型である「新太白」です。当時は芯が太い梨が主流でしたが、新太白は芯が小さくて果肉が多く、水分と甘味のバランスが取れているため注目されました。
その後は、専門家に品質の高さが認められて「二十世紀梨」という名前に改名され、明治37年（1904年）に北脇永治氏によって鳥取県に導入されました。
二十世紀梨にはこのような背景があり、100年以上栽培され続けている歴史のある品種です。
二十世紀梨の産地
千葉県発祥の二十世紀梨ですが、平成30年のデータでは鳥取県が二十世紀梨の卸売数量の70%を占めており、全国1位の産地となっています。その他には、福島県や長野県でも栽培されています。
鳥取県で栽培されている二十世紀梨は全国へ流通しているので、鳥取県以外の方もご購入可能です。
なぜ鳥取は二十世紀梨の名産地に？
なぜ、鳥取県が二十世紀梨の名産県になっているか疑問に思う方もいるでしょう。千葉県は現在も梨の生産地として有名ですが、二十世紀梨はあまり栽培されていません。
その理由は、二十世紀梨は病気に弱く栽培が難しいという弱点があったからです。そんな二十世紀梨ですが、長い年月をかけて鳥取県の農家では独自の袋掛けや剪定の技術を開発し、二十世紀梨の弱点を克服しました。
ただでさえ梨は黒斑病や気候変動の影響を受けやすく、栽培が難しい果物です。地元農家の方々の地道な努力で築き上げたからこそ、今の二十世紀梨があると言えるでしょう。
二十世紀梨の由来は？
二十世紀梨は、明治37年に「新太白」から「二十世紀梨」に改名されました。命名したのは、東京興農園主の渡瀬寅二郎氏と東大助教授の池田伴親氏です。
名前の由来は、「二十世紀を代表する品種になってほしい」「二十世紀の最高傑作になるに違いない」という強い期待を持って命名されました。
梨の専門家にここまで言わせるほどの魅力を持った梨が、二十世紀梨です。現在では、二十世紀梨をベースに品種改良した「夏そよか」や「ゴールド二十世紀」などの新しい品種も生まれています。
二十世紀梨の特徴
具体的に二十世紀梨には、他の梨と比べてどのような特徴があるのかを「見た目」と「味」の視点から解説します。
どんな見た目？
まず、大きさは300gくらいで梨の中では、平均的な大きさです。形は比較的形の整った球形で手触りはすべすべしています。
二十世紀梨で最も特徴的なのは、熟度によって色が変化することです。二十世紀梨は青梨なので、流通しているものは緑色のものが多いです。ただし、熟すにつれて黄色に変化していくので中には黄色っぽい二十世紀梨も存在します。緑色の梨も熟した梨もそれぞれ違った良さがあります。
どちらを選ぶにしても色つやがよく、重量感のあるものを選ぶと果汁たっぷりで美味しい梨を味わえます。
どんな味？
前述の通り、色（熟度）によって味わいが大きく変化するのが二十世紀梨の特徴です。シャキッとした食感を味わいたい人は緑色のものを、甘さ重視の人は黄色のものがおすすめです。
熟度が増すほど、酸味が少なくなり甘味が増します。一方で食感は熟度が増すほど柔らかくなってしまいます。同じ品種で2パターンの全く違う味を楽しめるのは魅力的ですよね。
また、二十世紀梨の水分量は90%以上と言われており、果汁が多さは梨の中でもトップクラスです。まだ食べたことのない方はぜひ、緑色と黄色の二十世紀を食べ比べてみてください！
二十世紀梨の季節と旬
二十世紀梨の旬は8月下旬から9月上旬までです。その中でも9月は出荷のピークで美味しい梨が流通します。
梨は夏から秋にかけて旬を迎える果物ですが、品種によって数週間の旬のズレがあります。二十世紀梨の旬に間に合わなかった人は「夏そよか」や「秋甘泉」などの品種の梨もおすすめです。
二十世紀梨の収穫時期は限られているので、通販で購入する場合は事前予約をしておくと安心です。鳥のもの百貨では、2024年7月より二十世紀梨の販売を開始しました。農家さんの出荷数が決まっているので早めのご注文がおすすめです。
二十世紀梨の購入ガイド
最後に、二十世紀梨はいくらで買えるのか？どこで買えるのかについて紹介します。
価格はいくらくらい？
二十世紀梨はスーパーだと、1個150円～450円程で購入できます。通販だとkg売りが基本で3kg送料込みで4,000円～6,000円が相場です。3kgだと7～10個になりますが、二十世紀梨は常温で12～16日日持ちします。そのため、すぐに食べられない人も安心してご購入頂けます。
ただし、二十世紀梨の賞味期限は12～16日ですが、梨の賞味期限は品種によって大きく異なるので事前に確認するようにしましょう。
どこで買える？
二十世紀梨は、お近くのスーパーもしくは通販で購入が可能です。ただし、取り扱いのないスーパーも多いので通販であれば安心して購入できます。
様々な梨の通販サイトがありますが、中には悪質なサイトもあるので、トラブルに巻き込まれないためにも返金ポリシーがしっかりしているところや実績のある販売店で購入するようにしましょう。
二十世紀梨の通販なら鳥のもの百貨
二十世紀梨を通販で購入するなら、鳥のもの百貨がおすすめです。鳥のもの百貨は、鳥取のこだわりの物産品を集めたお店です。鳥取の魅力あふれる商品の中で、私たちが自分で食べたくなる、そして大切な方に贈りたくなる、そんな「鳥のもの」を揃えました。
特に、鳥取名産の梨には力を入れており4つの梨農家さんと独自提携を行い、品質の高い梨を仕入れています。鳥のもの百貨の梨通販には以下の3つの特徴があります。
安心して購入できる
創業昭和24年から鳥取の地で商店を営んでおり、農家さんとの信頼があるため、状態の良い梨を仕入れられるだけでなく、何かあった際のアフターサービスも安心です。
返金、返品ポリシーもあるため不良品の心配も必要ありません。初めて通販で購入する方でも購入しやすい設計になっているのでお気軽にご注文下さい。
取り扱っている梨の品種が多い
鳥のもの百貨では、二十世紀梨以外にも「新甘泉」「夏そよか」「秋甘泉」「なつひめ」などの品種を取り揃えています。特に、夏そよかや秋甘泉は販売されている店舗が限られており、様々な品種を食べ比べできるのは鳥のもの百貨ならではです。
梨は甘みや酸味、食感などの絶妙なバランスで成り立っている果物です。品種が異なるだけで、全く違う発見があるのでぜひ食べ比べて見てください！
贈答品としてもおすすめ
鳥のもの百貨の梨は贈答品としてもおすすめです。日頃お世話になっている方へのギフトやお中元などにもご利用頂いています。毎年お中元に同じものを送ってしまっている方は、梨であれば品種ごとに味が違うので毎年楽しんでもらうことができます。
ご希望の方には熨斗・紙袋・包装等も承っております。
自分好みの梨を発見し、大切な人とその喜びをシェアして頂けますと嬉しい限りです。
まとめ
本記事では、二十世紀梨の特徴から旬や価格、購入方法までを解説しました。二十世紀梨は100年以上の歴史があり、鳥取を代表する特産品です。
熟度によって違った味わいが楽しめるのは二十世紀梨ならではの特徴です。どの梨が自分に合っているか食べ比べて、ぜひ自分好みの梨を見つけてみて下さい。
二十世紀梨の収穫時期は限られているので、通販で購入する場合は事前予約をしておくと安心です。鳥のもの百貨では、2024年7月より二十世紀梨の販売を開始しました。農家さんの出荷数が決まっているので早めのご注文がおすすめです。
